ReVA復興ボランティアチーム・上尾

5/11(金)【北条地区竜巻災害支援】1

つくば周辺を襲った竜巻の被害は、
内陸部に住む私たちにも大きな衝撃が走った。
地震?埼玉に津波は来ないから大丈夫・・・・
ついこの間まで、そんな風に思っていた人も多かったはず。
そんな、変な安心感をも吹き飛ばすような衝撃。
津波・原発・大雪・大雨・竜巻・・・・
どこが安全で、どこが危険なのかもわからなくなってきてしまうと
陸前高田で知り合った人は言っていた。
まさにその通り!
今回の竜巻の被害は、自然の恐ろしさを改めて思い知らされた災害だった。

そこで、ReVAメンバーも、同じ関東住民としてもぜひ支援に行こうと賛同し、5/11(金)、事前調査も兼ねて、つくば入りしてみた。

a0247584_1615323.jpgつくば北条小学校付近の住宅地。
壊れた家屋にブルーシートが目立つ。
窓ガラスは全壊、瓦は飛ばされ、古いお宅は傾き崩れている。
新築風の住宅の外壁には、いろいろなものが飛ばされた時にぶつかったのだろう、突き刺さったような爪痕がびっしり!
駐車場の車のガラスもボディもめちゃめちゃに破壊され、どんな突風が吹いたのかを思い知らされる。


a0247584_1615153.jpg社協ボラセンから少し離れた北条小学校下で、OPEN JAPANが拠点を構え、社協ボラセンときちんと連携を取り、早期段階から指揮を取っていた。
支援に来ている団体には、東北支援のスキルの高いボランティアチームやその有志、つくば大学・IVUSAなどの学生団体も多かった。スタッフも、マッチングから現地リーダーの指示など、手慣れた様子で手早く行っていた。


a0247584_1654011.jpg午前中に1時間ほど活動したところは、近くの保育所。
園庭に散乱したガラ破片の取り除きの依頼だった。
この保育園も、屋根が吹き飛び、窓ガラスが割れ、子供たちはどんなに怖かったか・・・・
宝探しのように地道なさぎょうではあったが、早くこの芝生の上で裸足で走り、砂遊びを楽しんでもらいたいと、丁寧にガラス片を拾い集めた。

a0247584_163269.jpg次に向かったお宅は、敷地の広い一軒家。高台に建っているため、見下ろすとやはりブルーシートの屋根ばかり。

庭に散乱したガレキ・ガラス・割れた瓦・・・・
大きなお屋敷の窓はすべてベニヤ板でふさがれ、外壁は剥がれ、突き刺さった跡があり、大きな物置はよじれ曲がり、開けることもできない。
10人以上でひたすら庭に散乱したガレキを運び、ガラスや瓦を土嚢に詰めあっという間に背丈以上もの山になった。
杖をついたご主人と、腰を痛めている奥様が、私たちに何度も深々とお辞儀をする。
「本当に助かります。ありがとうございます。ありがとうございます。」と・・・・


a0247584_1625079.jpgよじれ曲がった物置は、電ノコを使って、物置のドアを切り取る。
中の荷物を出しているとき、「ニャーニャー」と子猫の声・・・
3匹の小さな子猫を救出!
「助かってよかったね♪」と誰もが喜び、作業の続きを行った。


物置の荷物がほとんど取り除かれたころ、ボランティアの一人がストップをかけた。
「まだ聞こえる!みんな黙って!」
静かに耳を傾けたら、かすかに弱弱しい鳴き声・・・
「いた!」
物置の床をはがした時、ぐったりと力のない子猫を救出!
かすかに息はしているけど、明らかに生死の境をさまよっている。
ダメかもしれない。でもこの小さな命を見殺しにできない。
IVUSAの学生が動物病院を検索してくれて、つくばの学生がすぐに車を出してくれた。
私はそれに乗って、弱弱しい子猫を連れて動物病院に向かった。

この子の真上で、私たちは作業を続けていたなんて・・・

時間外にも関わらず、緊急対応してくださったお医者さん。
34℃の低体温、小さな身体、すぐに温めた点滴を入れ、酸素吸入、レントゲン。
野良猫が産んだであろう子猫にも、地元獣医さんは、様々な手を施してくれた。
「しばらくうちで様子を見ておきますからご安心下さい。」という言葉に甘え、活動の続きを行った。


活動を終え、帰路につく前にもう一度動物病院に寄ってみた。
「こちらです。どうぞ。」
心臓が止まりそうな感覚で、奥の部屋に通された。

a0247584_1634151.jpg「落ち着いて眠っていますよ。」
「生きているんですか?」
「頭蓋骨骨折の可能性があるので、まだなんとも言えませんが、前頭葉の腫れも引いて、呼吸も落ち着いてますよ。」と、獣医さんはおっしゃった。

すやすやと眠っている小さな命・・・
どうかその後の経過もよくなりますように・・・・



活動終了後、近隣のお宅からも子猫がみつかり、結局8匹。
取材に来ていた地方新聞の方が、すぐに里親募集の記事を書いてくれるとのこと。
ボランティアメンバーも、一緒に里親探しをしてくれるらしい。
入院中のこの子は、Tsukuba for 3.11のメンバーの女の子が、元気になったら引き取ってくれるそうだ。


被災したお宅の片付け・・・それだけでないドラマが、あちこちにある。
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by team_ageo | 2012-05-12 21:00 | 活動報告 | Comments(0)


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